宮崎神社めぐり
MIYAZAKI SHRINE TOUR

天岩戸神社

Amano Iwato Shrine

所在地: 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073-1

御祭神: 天照大御神

ご利益: 家内安全、商売繁盛、健康長寿、厄除け、開運招福、恋愛成就・縁結び

天照大御神が岩戸にお隠れになり世界が闇に包まれたという「天岩戸開き」神話の舞台に鎮座する神社です。岩戸川を挟んで西本宮と東本宮があり、西本宮では御神体である洞窟「天岩戸」を川の対岸から拝む形になっています(社務所に申し込むと遥拝所から拝観できます)。西本宮から川沿いを徒歩10分ほど進むと、天照大御神に出てきていただく方法を八百万の神々が相談したと伝わる「天安河原」があり、無数の積み石が並ぶ神秘的な光景が広がります。開運・諸願成就のご利益で知られ、高千穂峡と並ぶ高千穂観光の中心的なスポットです。

日の神が岩戸に隠れ、世界は闇に包まれた

神々のはじまりのものがたり その四

「高天原は暗く、地上も闇に」

高天原に昇ってきた須佐之男命(すさのおのみこと)は、姉の天照大御神と誓いを立てて心の清さを示したものの、勝ちに驕って乱暴を重ねました。田の畔を壊して溝を埋め、新嘗の祭りの御殿を汚し、ついには機織りの御殿の屋根に穴をあけて、皮をはいだ馬を投げ入れたのです。恐れた天照大御神は天の石屋戸(あめのいわやと)を開いて中にこもり、戸を閉ざしてしまいました。すると高天原はすっかり暗くなり、地上の国もことごとく闇に包まれて、夜ばかりが続き、あらゆる災いが起こったと『古事記』は伝えます。

天岩戸神社は、天照大御神がこもったと伝わる「天岩戸」をまつる神社で、岩戸の神域そのものが御神体です。岩戸川の渓谷をはさんで二つのお宮があり、西本宮は、社殿の裏の断崖の中ほどにある岩窟・天岩戸を直接拝むお宮。対岸の東本宮は、岩戸から出た大御神が最初に住まわれた所とされます。昌泰年間(平安時代)の記録には、岩戸から出た大御神の手を思兼神(おもいかねのかみ)が取り、東本宮の地に造った社殿にお鎮まりいただいた、と伝えられています。弘仁年間には、荒れていた社殿を大神大太惟基が夢のお告げを受けて建て直したとも伝わります。

この地には、天鈿女命(あめのうずめのみこと)が岩戸の前で舞ったことがはじまりと伝わる「岩戸神楽三十三番」が、社家によって受け継がれてきました。11月下旬から2月上旬にかけて民家で夜通し舞われ、明け方の「岩戸開き」で締めくくられます。岩戸川には、伊邪那岐命がみそぎをした清流として「上津瀬」「中津瀬」「小戸の檍ヶ原」などの地名も残り、6月30日と12月31日には、この川で大祓が行われます。

闇に包まれた世界を前に、八百万(やおよろず)の神々は、岩戸から少し川をさかのぼった河原に集まって、どうすれば大御神に出てきていただけるか、知恵を出し合います——。

境内で出会える、物語の舞台

  • 天岩戸の遥拝所:西本宮の拝殿の裏にある遥拝所から、神職の案内で天岩戸を拝むことができます。所要10〜15分ほどで無料(お気持ちの奉納は受け付けています)。車いすでも参拝できます。
  • 招霊(おがたま)の木:西本宮の御神木。天鈿女命がこの枝を手に舞ったと伝わり、神楽鈴のはじまりともいわれます。春に白い花、秋に赤い実をつけます。
  • 手力男命の戸取像:岩戸を開いた天手力男命の姿をかたどった像。岩戸神楽の三十番「戸取」の舞がもとになっています。
  • 天岩戸夜神楽三十三番大公開祭:毎年11月3日(10時〜22時)に、岩戸神楽三十三番が一般に公開されます。春の例大祭(5月2・3日)と秋の例大祭(9月22・23日)にも神楽が奉納されます。

物語のつづき:小戸神社(前の章:川の瀬で生まれた神々) / 天安河原宮(次の章:神々の知恵と笑いの舞)

天岩戸開きと天孫降臨(神話モデルコース)でめぐる

物語は『古事記』の伝承と、天岩戸神社の公式サイト(由緒・神話・神楽・年中行事・見どころ・参拝案内)、宮崎県観光協会の紹介をもとに当アプリがまとめたものです。

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