宮崎神社めぐり
MIYAZAKI SHRINE TOUR

木花神社

Konohana Jinja

所在地: 宮崎県宮崎市大字熊野9508

御祭神: 木花開耶姫命

ご利益: 家内安全、開運招福、厄除け、恋愛成就・縁結び、安産祈願

木花開耶姫命と瓊瓊杵尊を祀り、社名の「木花」は木花開耶姫の「木の花」に由来すると伝えられます。『古事記』の日向三代の物語で瓊瓊杵尊が仮の宮を置いた地とされ、姫が疑いを晴らすため戸のない産屋「無戸室(うつむろ)」に火を放ち、その中で火照命(海幸彦)・火須勢理命・火遠理命(山幸彦)の三皇子を無事に産んだという伝承の舞台です。境内には産屋があったとされる無戸室の跡と、三皇子の産湯に使ったと伝わる霊泉「桜川」が残ります。鎌倉時代中期以降の作とされる木造阿弥陀如来立像も伝わる静かな境内です。飫肥の領主・伊東義祐が永禄5年(1562年)に記した『飫肥紀行』にも記述があり、安産・子育ての神として信仰を集めています。

炎の産屋と、三人の御子

海幸山幸ものがたり 第一章

「天つ神の子なら、無事に産める」

天から降り立った瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、海辺で美しい娘・木花開耶姫(このはなさくやひめ)に出会い、妻に迎えたいと願いました。姫の父の山の神・大山津見神(おおやまつみのかみ)は喜び、姉の石長比売(いわながひめ)もそえて送り出しますが、尊は姉を帰してしまいます。父の神は「岩のように長い命も授けるつもりだった」と嘆いたと『古事記』は伝えます。

姫はたった一夜で身ごもりました。尊が「それは私の子ではなく、この国の神の子ではないか」と疑うと、姫は戸のない大きな産屋を建てて中に入り、入口を土でふさぎます。「天つ神の子なら、無事に産めるはず」と誓って産屋に火を放ち、燃えさかる炎の中で三人の御子を産みました。のちの海幸彦(火照命)、火須勢理命、そして山幸彦(火遠理命)です。

木花神社は、瓊瓊杵尊の仮の宮の跡とされ、姫が火を放って無事にお産をした産屋「無戸室(うつむろ)」の跡と伝わる場所です。境内には、三人の御子の産湯に使われたとされる泉「霊泉桜川」も残ります。社名の「木花」も、姫の名「コノハナ(木の花)」に由来すると伝えられています。

炎の中から生まれた兄弟は成長し、兄は海で魚をとる「海幸彦」、弟は山で獣をとる「山幸彦」と呼ばれるようになります。ある日、弟が「道具を取り替えてみよう」と言い出して——。

境内で出会える、物語の舞台

  • 無戸室(うつむろ)の跡:木花開耶姫が火を放って三人の御子を産んだ産屋の跡と伝わる場所です。
  • 霊泉桜川:御子たちの産湯に使われたとされる泉。世阿弥の謡曲「桜川」で、生き別れた母子が再会する物語ゆかりの泉でもあります。

物語のつづき:都萬神社(前の章:天と地の神の婚礼) / 青島神社(次の章:なくした釣り針)

海幸山幸ものがたり(神話モデルコース)でめぐる

物語は『古事記』『日本書紀』の伝承と、木花神社に伝わる言い伝え(宮崎市観光協会などの紹介)をもとに当アプリがまとめたものです。

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